Azure Administrator対策「ストレージの作成と管理」

はじめに

AZ-103「Azure Administrator」対策として、Microsoft Learnなどを要約したものを記載。

仮想ハードディスク (VHD) の使用例

オペレーティングシステムストレージ。

オペレーティング システムが格納される。 最大容量は 2,048 ギガバイト (GB) 。

一時ストレージ

各 VM には、ページ ファイルおよびスワップ ファイルに使用される一時 VHD。

Windows VM では既定で D: のラベルが付けられる。

データストレージ

再起動後も保持する必要があるファイル、データベース、およびその他のデータを格納。
最大容量は4,095 GB。

Azure では、Azureストレージアカウントに VHD がページ BLOB として格納される。

次の表は、各種ストレージ アカウントと、それぞれのストレージ アカウントで使用できるオブジェクトを示す。


ストレージアカウントのタイプ

ストレージアカウントには以下の種類がある。

種類 該当サービス パフォーマンスレベル アクセス層 レプリケーション
汎用 v2 BLOB ファイル キュー テーブル ディスク Data Lake Gen2 Standard Premium ホット クール アーカイブ LRS GRS RA-GRS ZRS GZRS (プレビュー) RA-GZRS (プレビュー)
汎用 v1 BLOB ファイル キュー テーブル ディスク Standard Premium 該当なし LRS GRS RA-GRS
BlockBlobStorage BLOB (ブロック BLOB と追加 BLOB のみ) Premium 該当なし LRS ZRS
FileStorage ファイル Premium 該当なし LRS ZRS
BlobStorage BLOB (ブロック BLOB と追加 BLOB のみ) Standard ホット クール アーカイブ LRS GRS RA-GRS
  • 専用タイプ( Block blob, FileStorage に比べ、汎用タイプの方がレプリケーションのオプションが豊富

  • 汎用V2の方が、V1に比べてアクセス層などのオプションが優れているため、基本的にはV2を利用したほうがよい

https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/common/storage-account-overview#types-of-storage-accounts

レプリケーション

Standard Storageアカウントでは、すべてのレプリケーションの種類がサポートされる。

ただし、Premium Storageアカウントでサポートされるのはローカル冗長ストレージ (LRS) のみ。

ローカル冗長ストレージ (LRS)

同一のデータセンター内にデータをレプリケートする。

同一データセンター内に3回レプリケートされ、3つのバックアップが保持される。

ゾーン冗長ストレージ (ZRS)

同一のリージョン内の異なるデータセンターにデータをレプリケート。

geo冗長ストレージ (GRS)

プライマリリージョンからセカンダリリージョンにデータをレプリケートし、プライマリリージョンに障害が発生した場合にフェイルオーバーする。

プライマリリージョン内で3回レプリケートされたデータが、セカンダリリージョンにレプリケートが行われるため、 合計6つのバックアップが保持される。

※ フェイルオーバーの判断はMicroSoftにより行われる


ディスクの種類

Ultra ディスク

Azure IaaS VM 用に高スループット、高IOPS、一貫性のある低待機時間のディスクストレージ。

  • 仮想マシン (VM) を再起動する必要なしに、ディスクのパフォーマンスを動的に変更できる。

  • AP HANA、最上位層のデータベース、トランザクションの多いワークロードなどのデータ集中型のワークロードに適している

  • Ultra ディスクはデータディスクとしてのみ使用できる。

Premium SSD ディスク

SSDの高パフォーマンスで待ち時間の少ないディスク。

Premium SSD ディスクは、シリーズ名に “s” が含まれる VM サイズで使用できる。

※ Dsv3 シリーズなど

Standard SSD

標準的な性能のSSD。

すべての VM サイズで使用できる。

Standard HDDストレージ

従来のハードディスクドライブ (HDD) を利用

  • Premium ディスクより低いレートで課金
  • すべての VM サイズで使用できる

アンマネージドディスクとマネージドディスク

アンマネージドディスク

VHDに使用するストレージアカウントを自分で管理する。

  • 使用するスペースの容量に対応したストレージアカウント料金を支払う

  • 1つのストレージ アカウントには、I/O 操作数 20,000/秒という固定レート制限がある

  • 1つのストレージアカウントが最大スロットルで40個の標準VHDをサポートできる

マネージドディスク

Azureで推奨されているディスクストレージモデル。

VHDに使用するストレージアカウントをAzure側で管理する。

  • **99.999%**の可用性を持つ
  • ストレージ アカウントのI/Oなどの制限を意識する必要がなく、管理が容易。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/windows/managed-disks-overview https://qiita.com/tsubasaxZZZ/items/7c0a15ce76d0b4d0b83f


オンプレミスのデータの取り込み

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Azureのリカバリサービス

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参考