Rloginとは

Windows用のターミナルソフト。 タブ単位で操作でき、様々なショートカットキーを登録できることが特色。

タブで操作するターミナルソフトはPoderosaもあるが、開発が止まっているらしく、 Rloginを採用するケースが多いようだ。 (http://cmf.ohtanz.com/blog/archives/1058)

基本設定

導入から基本設定までの手順について説明。

インストールするタイプではなく、公式からファイルをダウンロードして、解凍するタイプのもの。 従って、USBやDropboxなどのオンラインストレージに解凍して、複数のPCで使い回すのが一般的。 ※Dropboxについての説明は割愛。

導入から起動までの手順

  1. ここから最新のrlogin.zipをダウンロード
  2. rlogin.zipを解凍
  3. Rlogin.exeをダブルクリック

起動後の基本設定

sshでログインできるところまでを説明。

Sever Select画面

起動すると、下記のようにSever Selecet画面が表示されているはず。

“新規ボタン"を押すと、“エントリ"の設定に移る。

Rloginの特徴として、ログイン先のサーバをエントリーという単位で管理している。 エントリーごとにフォントやショートカットキーなどの設定を行う。

サーバの設定

ログイン先のサーバの設定を行う画面。詳細は公式に書いてあるが、最低限必要な内容は下記の赤枠の箇所。

“entry"の箇所にはログイン先のサーバ名を設定するのが一般的。 また、Rloginではエントリーを検証環境グループ、商用環境グループなどのグループごとに分けることができる。 上図で設定しているタブは、エントリーのグループ名のようなもので、“tab"の箇所にタブ名を指定するとSever Select画面にタブが表示され、タブごとにエントリーを管理することができる。

※2つ以上の異なるタブを作成した場合のみ。

ログイン

“OK"を押して設定を保存する。

先ほどのServer Select画面で、対象のエントリを選択し、“OK"を押すと、 ログインできる。

ここまで、ログインするところまでは完了だが、デフォルトのままだと使いづらいので、その他の箇所についても基本的な設定を記載する。

スクリーン

画面表示などに関する設定。

下記の設定をしておくと、フォントサイズがコロコロ変わらなくなる。

拡張機能

文字通り色々な機能の拡張設定。 下記の3点を設定しておくのがおすすめ。

“右クリックでペースト” と “範囲指定を解除しない” を設定しておくと他のターミナルソフトを同様の使い方ができる。 “ゴースト表示をしない"にするとタブにカーソルを合わせた時に、ウィンドウが透過するようなエフェクトが消える。 複数のサーバの間で何らかのコマンドを実行し、差異がないか確認する機能らしい。

ヒストリー

ログなど記録に関する設定。

上図のログ出力先は下記のように設定している。

C:log\%E_%S_%D_%t.log

意味については下記参照↓

送信文字列の特殊文字 意味
%E サーバーエントリーのServer Entryに置き換え
%U サーバーエントリーのUser Nameに置き換え
%P サーバーエントリーのPasswordに置き換え
%T サーバーエントリーのTerminalに置き換え
%S 接続したサーバーアドレスに置き換え
%p 接続したポート番号に置き換え
%D 現在年月日に置き換え
%t 現在時分秒に置き換え
%I 文字入力ダイアログを表示し文字入力を待ちます

クリップボード

クリップボードの扱いについての設定。

strike上図の空欄箇所はデフォルトでは下記のようになっているが、ないほうが便利。 空欄にすると、“log_bak.20160212.log"などのファイルを左ダブルクリックで選択できるようになる。 あると選択が"log"などで途切れる。

↑上記ですが、誤りでした、デフォルト値を設定していないと途切れが生じます。 失礼しました。

\/._

スクリプト

sshで踏み台経由でログインする際のスクリプト。

とりあえずサンプルを記載。

チャットスクリプト

\[root@node ~]#
ssh root@192.168.100.22\r
Are you sure you want to continue connecting \(yes/no)\?
yes\r
root@[0-9]+\.[0-9]+\.[0-9]\.[0-9]+'s password:
pass\r

スクリプト

Document.Open();
wait(CONNECT);
sopen(OPEN_LOOK);
swait(3,"$");  
sputs("ssh root@192.168.100.22\r");
swait(3,":");
sputs("pass\r");
swait(3,"#");
sputs("cd /var/tmp/\r");
sclose();