※ 画像引用先
https://www.ntt.com/business/services/cloud/iaas/enterprise-cloud.html

ECL2.0 (EnterPrise Cloud 2.0)の紹介

はじめに

NTTコミュニケーションズが、パブリッククラウドサービス「Cloudn」を2020年12月31日に終了すると報道された。

報道によると、今後は、同社のもう一つのパブリッククラウドサービス「Enterprise Cloud」に統合されるとのこと。 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1910/25/news080.html

本記事では、CloudNに変わる新たなサービス「ECL2.0」について記載する。

ECL2.0とは

NTTコミュニケーションズが提供しているCloudNに変わるパブリッククラウドサービス。 国産クラウドの代表格の一つ。

以前は、BHEC(Biz Enterprise Cloud)というサービス名として提供され、 ECL1.0を経て、ECL2.0というサービス名になった。


ECL2.0の特徴

  • 個人でも利用可能
    ※ 展示会などに行くとトライアル用の無料クーポンなどが配布されていることがあるらしい

  • ベアメタルサーバと仮想サーバの2種類を提供

  • AWSなどは、CPUとメモリ容量から組み合わせからリソースを選択する
    ※ 以前はリソースプールが形式だったが、ECL2.0から変更された

  • AWS S3互換APIに対応したオブジェクトストレージが提供されている
    ※ Wasabi社(米国)のWasabi hot cloud storageの使用している
    ※ Wasabi社(米国)が提供する米国リージョン・欧州リージョンのみ(2019/12/26時点)

  • 他社クラウドに比べて、ストレージ(データディスク)の料金が安い

  • クラウド外部へのデータ転送量が無料

  • 同社が提供するArchstar Universal Oneとの接続が100Mbpsベストエフォートまでが無料

  • 国内の拠点数が豊富
    ※ 現状は、国内リージョンではJP1~JP5まである(2019/12/26現在)