作図サービス「Lucidchart」と「Cacoo」を比較

はじめに

作図サービスというと国内ではCacooが有名ですが、海外では、Lucidchartというアメリカの企業から提供されているサービスが有名です。

本記事では、LucidchartとCacooの比較を行います。

Cacooとは

Cacooとはヌーラボ(福岡県)が2009年から提供しているクラウドベースの作図サービスです。

Cacoo公式 WEB

Lucidchartとは

Lucidchartは Lucid Software Inc.から提供されているクラウドベースの作図サービスです。

作図サービスの中ではアメリカを始め、海外ではトップシェアを誇っています。

Lucidchart公式 WEB

LucidchartとCacooのカタログ比較

LucidchartとCacooの比較表を以下にまとめました。

LucidChart Cacoo
価格 個人プラン:¥900/月 プロプラン:¥660/月
チームプラン:¥1,100/月 チームプラン:3ユーザ¥1,980/月
無料プラン あり:3画像まで 14日のみ
テンプレート数 1000以上 100以上
容量 1GB 無制限
アクセス WEB WEB
Androidアプリ
iOSアプリ
エクポートファイル形式 SVG SVG
PDF PDF
PNG PNG
JPEG PPT
VDX/VSDX (Visio) PS
ERD
導入企業例 日立 DMM.com
LINE Cookpad
UBER
連携サービス Microsoft Teams Microsoft Teams
Microsoft SharePoint Microsoft Vison
Microsoft PowerPoint Microsoft OneDrive
Microsoft Word Google Drive
Microsoft Excel Google Document
Office 365 SSO Amazon Web Service
Azure Acitive Directory Atlassian Confluence
One Drive Adobe Creative Cloud
Microsoft Vison Dropbox
Microsoft Azure Slack
Google Workspace Box
Google Drive Zaiper
Google Docs
Google スプレッドシート
Google Slides
Google Cloud
Amazon Web Service
Atlassian Jira
Confluence Jira
Notion
Salesforce
Zapier
ServiceNow
BambooHR
Quip
Figma
LeanIX
Asana
AuditBoard
Vidstep
UVExplorer
Zoho Connect
Nuclino
Dropbox Paper
CloudApp

料金に関しては個人向けプランでは¥240/月、チーム向けプランでは¥440/月が、Cacooの方が安いですが、テンプレート数や、外部可能な外部サービスの種類はLucidchartの方が圧倒的に多いです。

特にMicrosoft OfficeやGoogle Workspaceなどのグループウェア系のサービスは網羅している他、AWS以外の3大クラウドサービス(Azure、Google Cloud)との連携可能な点は大きいです。

カタログスペック上は低価格のCacoo、多機能のLucidchartという位置づけになるかと思います。

LucidchartとCacooの使用感

作図ツールなので、カタログスペック以外のUIなどの使用感も気になるところだと思います。
CacooとLucidChartのそれぞれの使用感について紹介します。

Cacooの使用感

以下はCacooのトップ画面です。
シンプルな画面なのでここに関しては特に優劣はないかと。

Cacooの作図画面です。
シートごとに作図が行なえます。 (PowerPointのスライドに近いUIです。) 操作メニューからCacooのライブラリに収録されているAWSや、Azure、Google Cloudなどの図形の挿入が可能です。

Cacooで使えるフローチャート、UMLなどの汎用図形です。
ソフトウェアの設計書を記載するための必要最低限な図はライブラリに収録されています。

Cacooで使えるAWS、Azureなどクラウドサービスのテンプレート図形です。
Cacooが日本産サービスということもあり、さくらインターネットのアイコンセットもライブラリに収録されています。

Cacooを使ってみた印象としては、Lucidchartに比べるとスッキリしたUIですが、挿入できる画像が少ないなど、若干もの足りないという印象もあります。

Lucidchartの使用感

Lucidchartのトップ画面です。
画面のUIはCacooとそこまで変わりませんが、フォルダを入れ子にできるのが特徴。

Lucidchartの作図画面です。
画面したのページパネルで、ページごとの作図が可能です。 (Excelのシートと同じようなUIです。) また、Lucidchartでは画面左側の図形メニューに表示する図形ライブラリの切り替えが可能です。
図形ライブラリボタンを押すと、表示する図形のON/OFFの設定が可能です。

Lucidchartで使えるフローチャート、UMLなどの汎用図形です。
ソフトウェアの設計書を記載するための必要最低限な図はライブラリに収録されています。

Lucidchartで使えるクラウドサービスのテンプレート図形です。

AWS、Azure、Google Cloudの3大クラウドだけでなく、SalcesFoceなども使えます。
また、挿入できる画像の種類は膨大で同じAWSでもAWS 2021、AWS 2019、AWS 2017から選択できます。

Lucidchartを使った印象ですが、画像挿入時にテキストも同時挿入してくれる機能 (例えば、AWS EC2の画像を挿入するとEC2というテキストも画像下に同時に挿入される)など痒いところに手が届くサービスだと思いました。

終わりに

この記事では、CacooとLucidchartと比較をしました。

  • Cacooは低価格、Lucidchartは多機能
  • マインドマップの作成など単に作図がしたいだけならはCacooでも機能的には十分
  • Officeや、Azureなどの連携や、テンプレート図形を有効活用したという場合はLucidchartがおすすめ

本記事が、作図ツールをこれから導入されるかたの参考になれば幸いです。