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はじめに
会社という組織を眺めていると、人狼ゲームの役職構成にそっくりだと感じることがあります。
不正や責任転嫁を平気で行う「人狼」、悪意はないのに話をこじらせて周囲を混乱させる「狂人」、そして周囲を静かに支える「村人」や「占い師」的な人たち。
この記事では、会社にいるさまざまなタイプの人を人狼ゲームの役職になぞらえて紹介します。
「うちの会社にもこういう人いるな」と思い当たる部分があれば、それだけ会社という組織が人狼ゲームの構造に似ているということかもしれません。
人狼:自分のことしか考えないブラック社員
自己都合を優先し、会社に負の影響を与える上司・先輩。
トラブルが起きれば真っ先に自分の保身を考え、都合の悪い事実を隠したり部下に責任を押し付けたりすることも珍しくありません。 成果が出た場面では手柄を横取りし、コンプライアンス違反すれすれの指示を後輩にやらせておきながら、自分は関与していないような顔をするのもお家芸です。 人当たりが良く仕事ができるように見えるこ とも多いため、周囲から人狼だと気づかれるまでに時間がかかるのも厄介なところです。
狂人:悪意なき妨害者
本人には全く悪気がないのに、結果としてチームの足を引っ張ってしまう社員。
人狼のように明確な悪意があるわけではありません。 むしろ本人は「良かれと思って」動いているのですが、報連相のタイミングがズレていたり、確認不足のまま見切り発車したりして、周囲がそのフォローに追われてしまうのです。
本人に自覚がないケースも多く、ADHDなどの特性が背景にある場合もあります。 悪意がない分、責めるに責められず、人狼よりもある意味で対処が難しい存在です。
村人:大多数の一般社員
特に強い派閥意識もなく、日々の業務をこなしている大多数の社員。
人狼ゲームにおける村人と同じく、会社組織の中では最も人数が多い層です。 悪意はないものの、自分の身を守ることに精一杯で、人狼が嘘をついている場面を目撃しても見て見ぬふりをしてしまうことが少なくありません。
占い師:炎上の匂いを嗅ぎ分けるベテラン
長年の経験の中で、ヤバい人・ヤバい案件を見抜く目を持ったベテラン社員。
過去に幾多の炎上案件やトラブルを目の当たりにしてきた経験から、要件定義の曖昧さや客先の温度感、体制の組み方といった些細な違和感から、炎上プロジェクトの匂いを早期に嗅ぎつけます。

霊媒師:過去の炎上案件を知る情報通
他の社員が知らない過去の炎上案件やデスマーチの顛末を知っている情報通。品質保証部などにいることが多い。
品質保証部やPMOのようなポジションは、プロジェクトの振り返りや障害報告、トラブル対応の記録に日常的に触れる立場にあるため、表沙汰になりにくい過去の顛末を把握しやすいのです。
騎士:メンバーを庇う有能社員
無茶な客先要求や社内の理不尽な責任転嫁から、メンバーを体を張って庇う有能社員。
優秀であるがゆえに正論を臆せず口にするため、人狼系の上司から疎まれ、割の合わない部署へ飛ばされてしま あるいは本人が理不尽な組織構造に見切りをつけ、転職してしまうので、早期に会社から退場するケースが多いです。
共有者:自分と同じ立場の同期
会社の息がかかっていない自分と同じ立場の心を許せる唯一の存在。
会社の息がかかっておらず、自分と同じ立場なので、会社に密告されることもないので、気軽に相談することができます。
部署をまたいで同期同士が情報を交換し合うと、一人では気づけない人狼や狂人の存在を、同期のネットワークを通じて早期に把握できるようになるのです。

おわりに
会社組織には様々な人がいるため、どんな会社でも人狼や、狂人のような人もいます。
会社の同僚に業務上の悩みを不用意に相談してしまうと、相談相手が人狼や狂人だったりすると、情報が歪んで伝わったり、都合よく利用されたりして、自分にとって不利な結果を招きやすくなります。
だからこそ重要なのが、人狼ゲームにおける共有者のような立ち位置にある「同期」との交流です。
利害関係の薄い同期同士で部署をまたいで情報交換をしておくことで、特定の人物に関する評判や過去のトラブルを早期に把握でき、人狼や狂人らしき人物を見抜く手がかりを得やすくなります。 村人のまま孤立して情報を得られずにいると、いつまでも人狼に振り回され続けることになりかねません。
日頃から同期や信頼できる先輩との交流を大切にし、こまめな情報交換を心がけることが、会社という人狼ゲームを生き抜くための最大の防御策と言えるでしょう。