はじめに

「社会人になれば、知識も精神も自立した大人になる」──こう期待されているのが常識です。
学生時代の未熟さを脱し、社会経験を積んで一人前の人間に成長する。
そんなイメージが一般的でしょう。

しかし、現実はどうでしょうか。
筆者がエンジニアとして働く中で出会った多くの社会人は、知識も精神も未成熟なままであることの方が多いのです。

「社会人は自立した大人」という通説は、実は間違っているのかもしれません。
本記事では、現場で目の当たりにしてきた衝撃的な実例を通じて、社会人の未熟さについて痛烈に指摘したいと思います。

そして何より、これから社会に出る若い方に伝えたいことがあります。先輩や上司がみな頼りになる大人だとは限りません。立場が上だからといって、いつも正しいとは限らないのです。本記事が、周りの人を鵜呑みにせず、自分のキャリアを自分で考えるきっかけになれば嬉しいです。


無知な人が多い

製品名の「TM」が理解できない

これはあるシステムの社内向けのスライド資料についてレビューで起きた話です。 企業の上司が、製品名に「TM」がついていないと指摘をしてきました。

TMは「Trade Mark」の略で、商標登録を示す記号です。
TMはロゴや商品名が商標登録されていることを外部に示すものなので、ロゴを引用している訳でもない社内向けの資料に記載する必要はありません。
悪意はないのだと思いますが、上記のような常識が欠落している方は多く、レビューでもピンとがづれた指摘を受けるケースは残念ながら多々あります。

正解を教えても学ばない

これはDevOpsの導入支援を行っていたプロジェクトでの会話の話です。

  • 上司:「運用者って英語でなんて言うの?」
  • 部下: 「operatorです。」
  • 上司: 「なんか違うなー、Actorにしよう!!」

DevOpsを扱う企業でさえ、基本用語の理解がこんなにもおろそかになっているのです。専門用語を正確に理解せずに専門的な仕事をしている──これが現場の現実です。

また、正解を提示しても、同じ間違いを繰り返す。あるいは、正しい表現を使うように伝えても、自分の好きな間違った単語を使い続ける。 学ぶ姿勢がないのです。教えられることへの感謝も、知識を自分のものにしようとする意欲もない。 無知であること自体は問題ではありません。誰でも最初は無知です。問題なのは、無知を自認せず、学ぼうとしないことです。


エンジニアは金に疎い

SNSでのビジネスロマンス詐欺被害

これはあるエンジニアがSNSを通じて知り合った外国企業に金を騙し取られた話です。

「取引相手」と思っていた相手は、実は詐欺グループでした。

「投資してみない? 儲かるよ」

そう言われて、最初は数千円。その後、何度か追加投資を促され、最終的には50万円を失ったそうです。

驚くべきは、その後の彼の態度です。

「まあ、勉強代だと思えば」

そうケロッと言うのです。50万円という大金を失ったにもかかわらず、怒ることも悔やむこともなく、「勉強代」という言葉で片付けているのです。

この軽さ──これが金銭感覚の欠落した社会人の典型です。

借金を自慢するピエロエンジニア

これはある40代のエンジニアの方の友人との金銭トラブルの話です。

ご本人はコミュニティを作っていると称して、カフェ会などを開いているそうです。
その方のお話を伺ったのですが、

  • ピエロエンジニアさん:「友人が困っているから20万円貸したけど返ってこなかったことあるよ(キリッ)」
  • エンジニアA: 「えっ、20万円も!?」
  • ピエロエンジニア: 「自己投資(人生経験)だったと思ってるよ(ドヤ~)」

大金を人に貸すのはよくない、お金を返さないような人は友人ではない、小学生でも分かることですよね。
騙されているにもかかわらず、それを「自己投資」だと言い張る。
しかも、その状況を自慢話のように語るのです。
ご自身はコミュニティと称してやっていることもハッカソンやアイデアソンなどではなく、 小規模なカフェ会やボードゲーム会で学生さんでもできるような大したことではなく、年齢に相応しい行動とは思えないですが、主催して人を集めている自分に酔っているようです。

ちなみに該当のエンジニアは、こちらのだそうです。
個人的に、近づかないことを推奨します。

青色申告の重要性を知らない

これは副業やフリーランスで働くエンジニアの確定申告の話です。

「白色申告でいいよ、簡単だから」

そう言って、経費がまったく計上できない白色申告を選ぶエンジニアがいます。家賃、通信費、書籍代、機材代──本来経費として計上できるものが、何も計上されていないのです。

青色申告と白色申告の違い、経費の計上方法、節税の基本。これらを知らないだけで、数十万円単位で損をしているのです。


エンジニアは変な人が多い

簡易ハッカソンの奇行

これはある簡易ハッカソンで参加したエンジニアが開発したアプリの話です。

「汚物を投げるアプリ」

衛生面を完全に無視した、常識外れのアイデアです。しかも、それを真剣に実装しようとしているのです。

周囲は引いていましたが、本人は気にする様子もありません。むしろ、「面白いでしょ?」と得意げに語っていました。

常識の欠如──これもエンジニアの一部に見られる特徴です。

異業種交流会での実態

これは異業種交流会での話です。 参加するたび、エンジニアの評価の低さを痛感させられます。

「エンジニアは話しにくいよね」

「変な人が多いから、話しかけるのを躊躇しちゃう」

営業職や事務職の方から、こうした言葉を聞くことがよくあります。

しかし、ある交流会で筆者が普通に会話をしていたら、驚くような言葉を投げかけられました。

「あなた、エンジニアですか? 初めて話しやすいエンジニアに会いました!」

これを褒め言葉として受け取るべきでしょうか。それとも、エンジニアのコミュニケーション能力の低さを示唆する言葉として受け取るべきでしょうか。

エンジニアの多くは、異業種の方と話すのが苦手です。技術的な話ばかりをして、相手が退屈していることにも気づかない。自分の興味のあることだけを話し、相手の話を聞かない。

こうした態度が、エンジニアに対する「変な人」というイメージを強化しているのです。


まとめ

「社会人は自立した大人」という通説は、現実にはまったく当てはまりません。

  • 知識の欠落: 商標の意味も専門用語も英語も理解せずに仕事をしている人が多い
  • 金銭感覚の欠如: 詐欺に遭っても勉強代だと言い訳し、友人に搾取されていることに気づかない
  • 精神の未熟さ: 常識外れの行動を恥じず、自己満足のために活動をしているだけ

社会になっても、知識も精神も成長していない人が多数を占めているのです。

そして、何より恐ろしいのは、これが「当たり前」だと思われていることです。自分の未熟さに気づいていない人が圧倒的多数派なのです。

真に自立した大人になるためには、以下が必要です。

  1. 知識の向上: 基礎知識を固め、専門用語を正確に理解する
  2. 金銭感覚の醸成: 税金の仕組みを学び、損をしない知識を身につける
  3. 自己啓発への姿勢: 学ぶことを恥じず、常に成長しようとする意欲を持つ

だからこそ、若い方にお伝えしたいことがあります。先輩や上司がみな頼りになる大人だとは限りません。意外と多いのが、ここで見てきたような「いい加減な大人」です。立場が上だからといって、いつも正しいとは限りません。

「この人の言うことなら大丈夫」と思い込まず、自分の目で見極め、自分の頭で考える習慣を持ってください。あなたのキャリアは、誰かが用意してくれるものではありません。自分で考え、自分で動いて切り拓くものです。周りの大人を冷静に見る目は、あなた自身の成長にもつながります。

社会人になっても成長をやめてはいけません。むしろ、社会になってこそ、より深い知識と成熟した精神を身につけるべきなのです。

「社会人アホ説」が否定される日が来ることを願って止みません。

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