エンジニア実録

本当にあった?エンジニアの怖い話「中小企業の掃除事情」

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はじめに 中四国地方には中小企業が多く、清掃員を雇う予算を確保できない企業も少なくありません。 そうした企業では、清掃業務をエンジニアや事務職を問わず、全従業員で協力して実施しているケースがあります。 この記事では、地方の中小企業に実際に存在する「掃除事情」を紹介します。 中小企業の掃除事情 定時後・休日の清掃強要 会社によっては、定時後の業務時間外や休日に掃除をするよう強要されることがあります。 掃除は業務として認められず、サービス残業扱いになってしまう会社もあるようです。 トイレ掃除は当番制 トイレ掃除が順番制になっている会社もあり、当番の日は業務の合間を縫って清掃を行う必要があります。 昔は客先に出向しているエンジニアも、掃除のためにわざわざ早朝7時に出社して掃除するケースもあったそうです。 年末の大掃除もサービス残業に 年末には従業員総出で本社の大掃除を行う企業が多々ありますが、こちらもサービス残業になるケースがよく見られます。 就業規則に記載がある会社も 就業規則に「〇〇時から社内清掃をしなければならない」というルールが明記されている会社さえあるほどですが、実際には業務が忙しい人はやっていない、という運用の緩さも見られます。 持ちビルの清掃をさせられるケースも 遺族経営で不動産事業も手がけている企業の中には、従業員に自社所有のビルを清掃させることで清掃コストを削減しているケースもあるようです。 解説 掃除も企業経営において必要な作業であることは間違いありません。 しかし、その時間に他の技術者がスキルアップに時間を充てていることを考えると、掃除の負担が大きい会社にあえて入社すべきかどうかは、よく考えたほうがよいでしょう。 本業以外の業務に長時間従事することにストレスを感じる方は、入社前に清掃業務の有無や負担度合いを確認しておくことをおすすめします。 サービス残業扱いになっているかどうかも、労働条件を判断するうえで重要なポイントです。 おわりに 世の中には、業務とは直接関係のない清掃業務を従業員に負担させている企業が実際に存在します。 しかしAIやアウトソーシングの活用が広がる中で、こうした非効率な運用を続ける企業は、今後人材確保の面でも不利になっていく可能性があります。 もし今の職場の清掃負担に疑問を感じているなら、転職やフリーランスとして独立するなど、環境を変えることも検討してみる価値があります。 関連記事 地方エンジニアにおすすめのフリーランスエージェント

本当にあった?エンジニアの怖い話「社員寮の退寮手続きだけで2ヶ月以上かかるトンデモ会社」

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はじめに 社会人になれば、会社という組織はきちんとルールに則って運営されているというイメージを持つ人は多いのではないでしょうか? しかし現実には、社内の意思決定プロセスが曖昧なまま放置され、従業員が振り回されてしまう会社も存在します。 立場が上だから、総務だからといって、必ずしも合理的な対応をしてくれるとは限らないのです。 本記事が、会社という組織を過信せず、自分の権利や手続きについて主体的に確認する姿勢を持つきっかけになれば幸いです。 本記事は、個人や企業を誹謗中傷することを目的としたものではなく、以下を目的としています。 企業からは都合の良い情報しか発信されないことが多いため、求職者が一方的な情報に惑わされないようバランスを取る 仕事の中で起こりうる想定外な出来事や、理不尽な出来事をあらかじめ知り、対処や心構えの一助としていただく 業界に対して不満はあるが、立場上声を上げにくい現場の方々に代わって、内情を吐露することでガス抜きの場とする 実体験をもとに、なかなか表に出てこない業界の実情をお伝えし、学生やエンジニア、マネージャーの皆様の今後のキャリア選択に役立てていただければ幸いです。 社員寮の退寮手続きだけで2ヶ月以上かかるトンデモ会社 通勤時間短縮のための退寮相談 これは、とある神奈川県のSES会社での話です。 この会社では従業員に対して、会社近隣のアパートを社員寮として提供していました。 ある新人社員Aさんは、社内勤務から客先常駐に配属が変わったことで、社員寮からの通勤に時間がかかり過ぎるようになり、退寮を検討します。 就業規則や寮規則には退寮に関する規定がなかったため、退寮が可能かどうか、可能な場合はどのような手順を踏めばよいかを直属の上司に確認しました。 すると、上司からはこんな反応が返ってきます。 上司😕:「会社の方針として、若手が社員寮を出るのはあまり良く思われていないんだよね……」 はっきりした理由は語られず、曖昧な物言いでしたが、話によると、過去には女性社員が「ユニットバスが嫌だ」という理由で退寮を申し込んだものの、否認された前例もあったそうです。 その後、上司から 上司:「取り敢えず、総務部に確認のメール送信して」 新人A😐: 「分かりました。」 指示を受けたAは、退寮を検討している理由と、手続きが可能かどうかを総務部・上司・課長宛にすぐにメールで送信しました。 新人A😳:「通勤時間短縮のために退寮を検討してます、退寮できるかどうか確認したいです📨」 噛み合わないコミュニケーション ところが、何故か総務部は新人Aに返信せず、上司と、課長にのみメール返信しました。 総務からの指摘を受けた上司は新人Aに以下のように指摘しました。 上司😠:「なんでメールを総務部に送ったんだ。」 新人A😳 :「え、先ほどメールを送信するように指示を受けたので。。。」 上司😠:「今送るとは思わなかった。」 新人A😳 :(いつだったらいいんだよ) Aさんとしては、上司から総務に確認するよう指示されたため、すぐに送信しただけです。 内容的に何時送信しても特に問題ないような内容ですが、何故か上司から叱責をうけ、さらにいつ送信すればよかったのかは最後まで明かされませんでした。 また、総務部からの返信内容は一切新人Aには共有されず、どうも会社側が何かひた隠ししているような状態でした。 その後、会社が月末に実施ている帰社報告会で、課長・上司と対面で話し合いの上、方針を決定することになりました。 これにより退寮は1ヶ月先延ばしになりました。 帰社報告のドタキャン ところが、帰社報告の日に課長も上司も欠席していることに気づきます。 新人A😐: 「課長も上司もいないな。。。」 社内の別の社員Bに聞いて回ったところ、以下のように教えてくれました。 新人A😐: 「課長と上司って今日出社してます?」 社員B😅:「上司さんは業務都合で休み、課長はプライベートの都合でお休みだって。」 新人A😐: 「。。。」 新人Aに連絡がなく、ドタキャンされてしまったため、帰社報告では方針を決められず、さらに1ヶ月ほど時間が過ぎていきました。 社内で見えてきた「本音」 社内やインターネットで似たような事例を調べてみると、社会人経験の浅い新人が退寮すると金銭面でのトラブルを起こすリスクがあることから、総務部が寮に留めておきたがる、という噂があるそうでした。 一方で、新人でも実家からの一人暮らしに切り替えた社員は特に総務から指摘がなかったことから、上記は表向きの理由は本音は以下の理由だと推測しました。 住宅手当を支給するより、社員寮を維持する方が会社にとって節税効果が高い 退寮時期が中途半端だと、不動産会社への賃料を余分に支払う必要が生じる そこで新人Aは、退寮時期や、移住先の物件の賃料は会社の希望に合わせられること、通勤経路が短くなれば通勤手当の支給額も減り会社側にもメリットがあることを提案してみることを検討しました。

本当にあった?エンジニアの怖い話「Gitを意地でも使わないプロジェクト」

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はじめに バージョン管理システムのGitは、今や多くの開発現場で当たり前に使われている技術です。 しかし、Gitが導入され、メンバー全員が使えるにもかかわらず、なぜか誰も使おうとしないという不思議な現場も存在します。 この記事では、国内屈指の大手企業のプロジェクトで実際に起きた、Gitを意地でも使わない現場の実話を紹介します。 本記事は、個人や企業を誹謗中傷することを目的としたものではなく、以下を目的としています。 企業からは都合の良い情報しか発信されないことが多いため、求職者が一方的な情報に惑わされないようバランスを取る 仕事の中で起こりうる想定外な出来事や、理不尽な出来事をあらかじめ知り、対処や心構えの一助としていただく 業界に対して不満はあるが、立場上声を上げにくい現場の方々に代わって、内情を吐露することでガス抜きの場とする 実体験をもとに、なかなか表に出てこない業界の実情をお伝えし、学生やエンジニア、マネージャーの皆様の今後のキャリア選択に役立てていただければ幸いです。 Gitを意地でも使わないプロジェクト これは、国内屈指の大手企業が発注するシステム開発プロジェクトでの出来事。 このプロジェクトでは、Gitがすでに導入されており、メンバーも一通りコマンドを扱える状態だった。 つまり技術的な障害は何もない。それでも、なぜかチームの誰もGitを積極的に使おうとしなかった。 あるとき、新しく参画したエンジニアCが、レビューの進め方について尋ねた。 紙でのソースコードレビュー エンジニアC 🙂 「プルリクエストって、どうやって出せばいいですか?」 ベテランエンジニアD 😐 「プルリクエスト? うちはそういうのやってないよ。」 聞けば、このプロジェクトのコードレビューは、WinMergeで差分を取り、その画面をExcelに貼り付けて印刷し、紙で行うのが慣例だという。 エンジニアC 😳 「え、印刷して紙でレビューするんですか……?」 ベテランエンジニアD 😑 「その方が見やすいでしょ!!」 半信半疑のまま、エンジニアCは初めて紙でのレビューを受けることになった。 WinMergeの差分画面をExcelに貼り付けて印刷したものをベテランエンジニアDに提出し、確認を待つ。 数分後、ベテランエンジニアDが眉間にしわを寄せながら紙を持ってやってきた。 ベテランエンジニアD 😠 「ちょっと、これ変更したところの色が分かりづらいよ」 エンジニアC 😕 「え、色、ですか……?」 ベテランエンジニアD 😡 「見づらいだろ! 」 エンジニアC 😥 (Gitがあるのに、なぜ紙の色使いで怒られているんだろう……) 結局、エンジニアCはその場で色設定を変更し、WinMergeの差分をあらためて印刷し直すことになった。 ブランチ一本化戦略 さらに話を聞くと、開発は複数人が並行して進めているにもかかわらず、ブランチはほとんど使われていないという。 エンジニアC 🤔 「複数の機能が開発同時進行してるから、ブランチ切った方がいいんじゃないですか?」 ベテランエンジニアD 😠 「ブランチが複数あると煩雑になるから、うちは一本化でいくことにしてるんだ。」 一本化とは、つまり全員がひとつのブランチに直接手を加えるという運用のことだった。 エンジニアC 😨 (それ、実際の開発が並列で進んでいるんだから、ソース管理するの放棄して、現実逃避しているだけでは…) 案の定、コンフリクトは発生したが、他のメンバーが加えた改修を、上書きしてしまってもベテランエンジニアDは悪びれる様子はなかった。

中小Sierあるある「社長の凄さが分からない」

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はじめに 中小SIerで働いていると、「うちの社長って本当に凄いのか?」と疑問に思う社員は少なくありません。 現場で技術力を発揮している先輩や上司と違い、社長の仕事ぶりは日常業務の中で見えにくく、その凄さが正しく評価されないケースがよくあります。 この記事では、業界の人からヒアリングした、中小SIerにおける「社長の凄さが伝わらない理由」を紹介します。 社長の凄さが伝わらない理由 社長と接する機会がそもそも少ない 社員数が多かったり、客先常駐だと社長と接する機会ないというケースは珍しくありません。 日々の業務は現場のリーダーやマネージャーとのやり取りが中心になるため、社長がどんな仕事をしているのか、社員からは想像すらつかないのです。 比較対象がなく、凄さの判断基準がない そもそも、他社のビジネスモデルや経営スタイルを知る機会がない社員にとって、自社の社長が凄いのか普通なのかを判断する材料がありません。 Sierはビジネスモデルはどこも同じに見えるし、他社の社長のことなんて知らないという状態では、比較のしようがないのも当然です。 技術知識の低さが目立ち、信頼を落とす場面もある 技術者出身でない経営者も多くいるため、ミーティングなどで技術的な発言をした際に、その知識の浅さが露呈してしまう場面もあります。 技術者からすれば、経営者にも一定の技術理解を期待してしまいがちですが、経営者の本来の役割は必ずしも技術力そのものではありません。 経営者としては優秀でも評価が下がってしまうことがあります。 社員に経営知識がない 多くの社員は、そもそも経営という仕事の中身を知りません。 社長は、資金繰り、人材の採用、案件の獲得、契約交渉、リスク管理など、会社を存続させるために必要な業務を一手に担っています。 社員が安心して働ける会社を作るためには、これらすべてを同時に守り続けなければなりません。 しかし、社員側に経営の知識がなければ、こうした仕事の大変さや重要性は伝わらず、「社長って最近オフィスで何してるんだろう」という印象だけが残ってしまうのです。 解説 こうした「社長の凄さが伝わらない」現象に共通しているのは、社員と社長の間にある情報の非対称性です。 社員は現場の技術や日々の業務を通して評価軸を持っていますが、経営の仕事は数字や交渉といった、現場からは見えにくい領域で行われています。 そのため、技術力だけを評価基準にしてしまうと、経営者の本当の凄さを見落としてしまう可能性があります。 技術力だけでなく、経営の視点を少しでも知ることができれば、社長という存在への見方が変わるかもしれません。 おわりに 中小SIerに限らず、経営者と社員との間には見えない壁が存在しがちです。 社長の仕事が見えにくいのは事実ですが、それを理由に一方的な評価を下してしまうのはもったいないことでもあります。 もし自分のキャリアや職場環境について考える機会があれば、技術力だけでなく経営の視点からも会社を見つめ直してみると、新たな発見があるかもしれません。 関連記事 地方エンジニアにおすすめのフリーランスエージェント

本当にあった?エンジニアの怖い話「変数名が理解できない情報工学部生」

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はじめに 大学の情報工学部には、様々な学生が在籍しています。 プログラミングに強い人もいれば、まったく興味を持てない人、そして「本人の特性ゆえに」なかなか苦戦してしまう人もいます。 この物語では、ある学生の言動を通して、当時は気づかれにくかった特性と、それを見抜けないまま採用してしまう企業側のリスクについて考えます。 本記事は、個人や企業を誹謗中傷することを目的としたものではなく、以下を目的としています。 企業からは都合の良い情報しか発信されないことが多いため、求職者が一方的な情報に惑わされないようバランスを取る 仕事の中で起こりうる想定外な出来事や、理不尽な出来事をあらかじめ知り、対処や心構えの一助としていただく 業界に対して不満はあるが、立場上声を上げにくい現場の方々に代わって、内情を吐露することでガス抜きの場とする 実体験をもとに、なかなか表に出てこない業界の実情をお伝えし、学生やエンジニア、マネージャーの皆様の今後のキャリア選択に役立てていただければ幸いです。 変数名が理解できない情報工学部生 これは中四国内のとある国公立大学、情報工学部での出来事。 その中に、少し目立つ学生A君がいた。 ロン毛でどこにでもいそうなヤンキー風の見た目、口癖は「なんや!?」。 一見よくいるタイプの学生に見えたが、周囲の学生たちは彼のある一点だけは他のヤンキー学生とは違うと感じていた。 異常なまでに、落ち着きがないのだ。 講義中じっとしていられない 講義中、A君は講師の話をまったく聞かず、隣の学生の肩を叩いては振り向かせ、変顔を見せるという行為を延々と繰り返していた。 学生A🙄「なんや!?」 一度や二度ではない。講義が始まってから終わるまで、ずっとである。 待つことが苦手 自分が待ち合わせに頻繁に遅刻するのに、他人が数秒でも遅れると、途端に不機嫌になるのだ。 学生A😤「5分もたってるやん。いつまで、待たせるんや!?」 講義室を出る際、自分より数秒遅れて出てきた学生に対し、「5分以上待った」と本気で怒り出すこともあった。 学生C😳「え、5分どころか数秒だよ……」 学生A😠「待ったんじゃ!」 数秒と5分の感覚のズレに、周囲はただ困惑するばかりだった。 変数が理解できない 講師🙂「ファイル名や変数名は、任意の名前をつけて構いません。」 A君はこの言葉の意味がわからなかったらしく、隣の学生Bに尋ねた。 学生A🤔「なあ、任意って何や?」 学生B🙂「どんな名前にしてもいいってことだよ」 Bの説明を聞いたA君は、キーボードを叩き始めた。 そして出来上がったファイル名と変数名がこれだった。 aaaaaaaaaaaaaaaaaa.c bbbbbbbbbbbb 学生B😳「え、それは……」 学生A😠「なんでもええんやろ!」 不機嫌そうな顔でそう言い放つA君。 講師が「任意でよい」と言ったのは、複数のファイルやデータを扱う際に、自分自身が後から見て分かりやすい名前をつけてほしいという意図があってのことだった。 しかしA君には、その言葉の背景にある意図までは伝わっていなかったようだ。 最初は冗談で言っているのかとBは思ったが、A君はその後もアルファベットの羅列を使い続けた。そして案の定、途中で集中が切れてしまう。 学生A😡「できん!できん!」 周囲の学生に当たり散らしながら、A君はキーボードを叩く手を止めてしまった。 こうした光景は、この講義に限らず何度も繰り返されていた。 当時、発達障害に関する知識は今ほど広く知られておらず、周囲には「発達障害かもしれない」という発想自体がなかった。 A君と音楽の話などをしているときは普通にコミュニケーションが取れていて、工学部でプログラミングが苦手な学生自体は珍しくなかったため、A君もその一人として片付けられていた。 もし当時から特性への理解があれば、A君に対して何かしてあげられたのかもしれない。 A君は国公立大学の情報工学部卒という学歴で一般企業に就職した。 中小企業の中には、面接一発で採用を決めてしまう企業もいるが、短時間のやり取りだけで採用を決めることには、大きなリスクがあることはこの例からも明らかだろう。 解説 A君の言動を振り返ると、いくつかの特性が重なっていたことがわかります。 講義中に落ち着きがなく、他者への干渉行動をやめられない 自分の遅刻には無頓着な一方、他人のわずかな遅れに強い怒りを感じる 「任意」という言葉の裏にある意図や背景を汲み取ることが苦手 集中が長く続かず、うまくいかないとすぐに感情的になる これらは今の知識で見れば、ADHD(注意欠如・多動症)の特性と重なる部分が多いように見えます。 当時はこうした特性への理解や、投薬をはじめとする対策の情報が今ほど普及しておらず、A君自身も、周囲の学生も、そして大学側も、「変わった学生」「集中力がない学生」という認識で片付けてしまっていました。

本当にあった?エンジニアの怖い話「暴君と化す技術知識ゼロのベテランテックリード」

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はじめに 「コーディングができる」ことと「技術的な意思決定ができる」ことは、似ているようでまったくの別物です。 サッカーで「守備が強い」と言っても、1対1の対人守備が得意な選手とチーム連携の守備が得意な選手がいるように、エンジニアにも得意分野の偏りがあります。 この物語では、経歴や年齢だけで「ハロー効果」的に評価され、本来向いていないポジションを任されてしまった技術リードが、現場をどう混乱させたのかを描きます。 暴君と化す技術知識ゼロのテックリード 背景 これは、東京都内にある業界屈指の大手企業のクラウド案件でのことである。 この案件に、50代のベテランフリーランスエンジニアCが参画してきた。 プロジェクトには経験の浅い若いメンバーが多かったため、Cがテックリード的ポジションに就任した。 Cはコーディング歴は長く、実装スピードには定評がある。 しかし、インフラの知識やトレンドキャッチアップ、技術そのもの理解度については、正直かなり怪しいという噂がメンバーの間で流れていた。 Amazon S3はNoSQL? ある日のミーティング。設計担当のエンジニアDが、データ保存先の構成について説明していた。 エンジニアD 🙂 「このファイルはAmazon S3に保存する設計です。」 テックリードC 🤔 「S3ね、了解。あれはNoSQLだから、柔軟にデータ入れられて便利だよね。」 エンジニアD 😳 「……え? S3はオブジェクトストレージで、NoSQLデータベースとは別物ですが……。」 テックリードC 😤 「いや、SQLじゃないんだからNoSQLでしょ。」 エンジニアD 😨 (SQLじゃないもの全部NoSQLだと思ってる……?) テックリードCはS3でのアプリケーションの実装経験があるにも関わらず、S3をデータベースと言い張る始末。 わがままでミドルウェア変更 本番稼働中のWebサーバーについて既存環境はApacheで安定稼働していたが、テックリードCが突然言い出した。 テックリードC 😤 「俺はnginxの方が使い慣れてるから、nginxに変更しよう。」 エンジニアD 😐 「今Apacheで問題なく動いていますし、変更するリスクの方が大きいのでは……。」 テックリードC 😅 「何か問題があったら、Apacheだと俺何もできないよ~。nginxにして。」 明確な技術的理由もないまま、Webサーバーはnginxへ切り替えられることになった。 そして切り替え後。 テックリードC 😨 「あれ……? 俺が作ったWebアプリが動かない……!」 エンジニアD 😳 「え、どこが動かないんですか? エラーログは出てますか?」 テックリードC 😖 「分からない! 動かし方が分からないよ~」 エンジニアD 😰 「いや、動かし方が分からないと言われても、状況を教えていただかないと調べようが……」 自分が得意と言っていたのに、いざ変更すると分からないと言い出し、トラブルの詳細を聞いても分からないの一点張りで説明をちゃんとしない。 言い出した変更で他のメンバに迷惑をかけたにも関わらず、テックリードCから謝罪の言葉はなかった。

本当にあった?エンジニアの怖い話「全く仕事をしない問題新入社員」

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はじめに 職場では、周囲となかなか協調できず、業務が思うように進まない社員に出会うことがあります。 本人の努力不足と決めつけてしまう前に、その背景に何があるのかを考えることが、職場全体にとって重要な視点になります。 この記事では、岡山県のとある中小システム会社で実際にあった、新人社員を巡る出来事を紹介します。 本記事は、個人や企業を誹謗中傷することを目的としたものではなく、以下を目的としています。 企業からは都合の良い情報しか発信されないことが多いため、求職者が一方的な情報に惑わされないようバランスを取る 仕事の中で起こりうる想定外な出来事や、理不尽な出来事をあらかじめ知り、対処や心構えの一助としていただく 業界に対して不満はあるが、立場上声を上げにくい現場の方々に代わって、内情を吐露することでガス抜きの場とする 実体験をもとに、なかなか表に出てこない業界の実情をお伝えし、学生やエンジニア、マネージャーの皆様の今後のキャリア選択に役立てていただければ幸いです。 「全く仕事をしない問題新入社員」 これは、岡山県のとある中小システム会社での出来事。 数十名規模のこの会社に、ある年、新人社員が配属された。 しかし配属直後から、周りと全く協調せず、仕事もほとんど進まないという状態が続いた。 先輩社員は見かねて、総務部に報告・相談をした。 先輩社員 😟 「新人のAさん、業務が全然進まないみたいなんですが、大丈夫でしょうか。」 総務部 😐 「まあ、新人だし、そのうち慣れるでしょう。」 しかし、面倒くさがられ、まともに取り合ってもらえなかった。 先輩社員 🤔 (さすがにこれだけ進まないのはおかしい。何が起きているのか確認しよう。) その後も一向に改善が見られず、あまりにも仕事が遅いことを不信に思った先輩社員は、こっそりと該当社員のPCにキーロガーを仕込んだ。 ※ 無断でキーロガーを仕込む行為は、プライバシー侵害に当たる可能性があります 数日後、キーロガーの記録を確認した先輩社員は、驚くべき事実に気づく。 先輩社員 😳 (……パソコンが、まったく動作していない!!!) 業務時間中、ほとんどキー入力もマウス操作も行われていなかったのだ。 その後も状況は改善されず、さすがに会社側からも問題視されるようになり、当該社員は自主退職を求められることになった。 しかし、本人は退職を拒否し、ギリギリまで会社に居座り続けようとした。 解説 このエピソードの背景には、発達障害への理解や対応方針が社内で十分に整備されていなかったという課題があると考えられます。 ある小学校では、小学1年生の10人に1人が発達障害だったというデータもあるように、発達障害を持つ方は決して珍しくないということが、社会的にも認知されつつあります。 自分自身が発達障害を持っている可能性もありますし、発達障害を持つ方と一緒に仕事をする場面も、今後ますます増えていくでしょう。 特にSIerの業務では、プログラミングなど論理的思考力を要するタスクが多いため、発達障害の傾向を持つ方が期限内にタスクを遂行することが難しい場合があります。 発達障害の疑いがある場合には、周囲の従業員でフォロー体制を整えたり、軽作業を割り当てたり、障害者雇用に関する助成金を活用したりといった対応が、企業側に求められます。 しかし、今回のケースのように、中小企業では発達障害への理解度が低く、総務部に相談しても問題を先送りにされてしまうことが少なくありません。 また、周囲の社員自身も「発達障害を持つ人がいるかもしれない」という認識が薄いため、仕事ができない社員に対して笑ったり不満を言うだけで終わってしまうこともあります。 おわりに 世の中には、こうした課題に対する理解や対応体制が整っていない企業が、実際に数多く存在します。 本人の特性への理解不足や、相談窓口の機能不全は、当事者だけでなく周囲の社員にとっても大きな負担となります。 もしあなたの職場が、こうした課題に真摯に向き合う体制を整えていないと感じるなら、転職やフリーランスとして独立するなど、環境を変えることも一つの選択肢です。 関連記事 地方エンジニアにおすすめのフリーランスエージェント

本当にあった?エンジニアの怖い話「チャンスを自ら潰す案件潰しPL その2」

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はじめに 顧客が明確に伝えたニーズを正しく理解できないまま、無理に案件を受注しようとする「くれくれ営業」は、顧客の時間を奪うだけでなく、会社の信頼そのものを損ないます。 この記事では、Entra IDに関する依頼を巡って発生した認識のズレと、その後の営業報告書を巡る不可解なやり取りを紹介します。 本記事は、個人や企業を誹謗中傷することを目的としたものではなく、以下を目的としています。 企業からは都合の良い情報しか発信されないことが多いため、求職者が一方的な情報に惑わされないようバランスを取る 仕事の中で起こりうる想定外な出来事や、理不尽な出来事をあらかじめ知り、対処や心構えの一助としていただく 業界に対して不満はあるが、立場上声を上げにくい現場の方々に代わって、内情を吐露することでガス抜きの場とする 実体験をもとに、なかなか表に出てこない業界の実情をお伝えし、学生やエンジニア、マネージャーの皆様の今後のキャリア選択に役立てていただければ幸いです。 チャンスを自ら潰す案件潰しPL その2 案件依頼 これは、大手メーカー系SierのB社の下請けとして開発案件を受けている、岡山県のシステム会社A社での出来事。 A社は数十名規模のシステム会社で、B社から受注した案件をPL(プロジェクトリーダー)とエンジニア数名の体制で回すことが多かった。 ある日、B社からA社のエンジニアCに、Entra IDでのユーザー管理設計に関する問い合わせがメールで届いた。 顧客B社 🙂 「別案件でEntra IDのユーザー管理設計をする必要があるんですけど、Cさんはその辺の知見ってありますか?」 C 😐 「僕はちょっと詳しくないんですけど、社内で該当の知見があるエンジニアを探してみます。」 Cは該当のエンジニアを探すため、営業報告書を作成しPLに提出した。すると、PLからこう返信が来た。 PL 🤔 「社内ルールで、クライアントのニーズをFace to Faceで確認しないと、営業報告書出しても『クライアントのニーズを詳細に聞け』って突っ返されるんよ。」 PLは社内で適切なエンジニアを探すため、顧客に対面で詳細な打合せをしたい旨をメールで連絡した。 打合せ 打合せが始まると、顧客が丁寧に背景を説明し始めた。 顧客 🙂 「A社さんに依頼をした背景なんですけど、ユーザーがオンプレからクラウドへの移行を検討中で、クラウド化にあたりいくつか課題があります。」 顧客 🙂 「A社さんにはそのうち、『Entra IDの部分』を対応していただきたいと考えているんですよ。」 分かったような顔で頻繁に相槌を返すPL。 C 😶 (本当に分かってるのかな……。) 顧客の話によると、クラウド化にあたってリソースをIaC化することなど複数の課題があり、そのうち依頼したいのはEntra IDによるセキュリティ設計の部分のみだという。 顧客の説明が一通り終わったところで、PLが口を開いた。 PL 🤔 「C君は(Entra IDの設計)できんのかなぁ?」 C 😳 「え!? もともと私が対応できないから、社内で技術者を探すって話でしたよね?」 すると、PLが声を張り上げ、驚愕の発言をした。 PL 😤 「社内で(技術者を)探したけど、いなかったんよ!

本当にあった?エンジニアの怖い話「エスパー能力を部下に求めるPL」

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はじめに 「特に準備するものはない」と言われて安心していたら、後になって「あれをやっておくべきだった」と言われる――。 指示が曖昧なまま任され、後から結果だけを咎められるのは、働く上で誰もが遭遇しうる理不尽の一つです。 本記事では、内部監査への準備をめぐって起きた、ある岡山のシステム会社でのやり取りを紹介します。 エスパー能力を部下に求めるPL これは岡山のとあるシステム会社での出来事。 社員数数十名規模のこの会社では、複数の顧客案件が同時に走っており、プロジェクトごとにリーダーが立てられ、進行管理やドキュメント管理を任されていた。 定期的に実施される内部監査は、日頃のプロジェクト管理状況を確認する場として位置づけられていた。 内部監査の実施が近づいたある日、プロジェクトリーダーBが、プロジェクトに途中から加わった中途入社のエンジニアAに声をかけた。 リーダーB 😐 「今度内部監査があるから、準備しておいて。」 エンジニアA 🙂 「わかりました。何を準備すればいいですか?」 リーダーB 😑 「うーん、特に準備するものはないよ。」 Aはプロジェクトに途中参加したばかりで、これまでの経緯やドキュメント管理のルールを詳しく知らなかった。 それでも「特に準備するものはない」という回答を受け、大掛かりな対応は不要なのだろうと判断した。 エンジニアA 🙂 「承知しました。特に何もしなくて大丈夫なんですね。」 リーダーB 😐 「うん、大丈夫。」 内部監査当日。 監査担当者から次々と質問が飛んできた。 監査担当者 🧐 「要件定義書とプロジェクト計画書に基づいて、ドキュメント管理は適切に行われていますか? レビュー記録票はありますか?」 エンジニアA 😳 「え……。」 Aはプロジェクトの途中参加であり、初期の経緯を把握していなかった。 さらに悪いことに、当時は顧客側のシステムトラブルが発生しており、プロジェクトドキュメントの格納先そのものにアクセスできない状態だった。 エンジニアA 😰 「申し訳ございません、現在システムトラブルの影響でドキュメントへのアクセスができない状況でして……口頭でご説明させていただきます。」 Aは手元の記憶と資料をかき集め、なんとか口頭でその場を乗り切った。 監査担当者も一定の理解を示し、大きな問題には発展せずに終わった。 エンジニアA 😮‍💨 (なんとか終わった……。) 数ヶ月後、今度は外部監査が実施されることになった。 外部監査の話が出た際、リーダーBがAに確認を求めてきた。 リーダーB 😐 「内部監査のときに使ったプロジェクトのドキュメント、どこにまとめてある?」 エンジニアA 🤔 「監査議事録はファイルサーバに置きましたけど、プロジェクトのドキュメントはシステムトラブルでアクセスできないし、準備不要とおっしゃられていたので、まとめてないですよ。」 リーダーBは腕を組み、記憶を辿るように黙り込んだ。 リーダーB 😐 「……私の指示ミスです。」 そう口では認めたものの、Bの表情には反省の色はなく、フンっと軽く鼻で笑って話を切り上げてしまった。

本当にあった?エンジニアの怖い話「原因究明してないけど恒久対策」

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はじめに システム障害が発生した際、本来であれば原因を究明し、その原因に対して恒久対策を打つのが筋です。 しかし現場では「原因が分からないまま、恒久対策だけを先に決めてしまう」という理不尽な進め方がまかり通ることがあります。 この物語では、原因究明を後回しにしたまま恒久対策を求められたことで、現場がどのように混乱していったのかを描きます。 本記事は、個人や企業を誹謗中傷することを目的としたものではなく、以下を目的としています。 企業からは都合の良い情報しか発信されないことが多いため、求職者が一方的な情報に惑わされないようバランスを取る 仕事の中で起こりうる想定外な出来事や、理不尽な出来事をあらかじめ知り、対処や心構えの一助としていただく 業界に対して不満はあるが、立場上声を上げにくい現場の方々に代わって、内情を吐露することでガス抜きの場とする 実体験をもとに、なかなか表に出てこない業界の実情をお伝えし、学生やエンジニア、マネージャーの皆様の今後のキャリア選択に役立てていただければ幸いです。 「原因究明してないけど恒久対策」 これは、国内大手SIer企業のA社での出来事。 とあるクラウドシステムにおいて、顧客のデータが消失するという重大障害が発生した。 再現性の低い事象で原因調査は難航し、一方で顧客への障害報告を早期に実施する必要がある。 チームには、重い緊張感が漂っていた。 今後の方針を決めるため、チーム内で打合せが開かれた。 課長 😤 「本件、時間をかけるわけにはいかないので、原因究明はしないけど、恒久対策は打つことにします。」 メンバーA 😳 「え!? 原因分かってないのに恒久対策ですか?」 課長 😐 「そうです。まずは、顧客に説明する障害原因と恒久対策をブレストで提案して。」 メンバーたちが次々と手を挙げる。 メンバーB 🙂 「クラウドベンダーのサービス障害が原因で。」 メンバーC 🙂 「デバイスのハードウェア障害が原因で。」 メンバーA 😣 「いや、ベンダーから障害通知出てないですよね? ハードウェアもこの件と因果関係ないんじゃ……。」 課長 😐 「いや、ブレストで一旦説明案出したいだけだから、指摘しなくていいよ。」 メンバーA 😩 「はあ……。」 メンバーD 😆 「んじゃ、TCP/IPの世界をパケットが彷徨ったことが原因で。」 課長 😃 「それ採用で。」 メンバーA 😶 (TCP/IPの世界を彷徨うってなんだ……?)